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『スターウォーズ』が日本から受けた影響とは??

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スターウォーズとは

1977年に第一作が公開されて以来、今日に至るまで世界中で有名なスペースオペラです。熱狂的なファンが多く、筆者自身もスターウォーズは『現代の神話』だと思っています。そんなスターウォーズは日本由来のものが数多く存在しているため、その中の一部を紹介しようと思います。

 

ジョージルーカスは親日

ジョージルーカスはスターウォーズの生みの親であることはもちろん、インディ・ジョーンズなどの世界的大ヒットシリーズの製作で、非常によく知られています。スティーヴン・スピルバーグ、ジェームズ・キャメロンと並んで、最も商業的に成功した映画作家の一人です。そしてまた、親日家の一人としても知られています。特に『羅生門』『生きる』『七人の侍』など30本の監督作品を生み出した黒澤明監督を心から尊敬していました。その証拠としてジョージルーカスは当時オビ=ワン・ケノービ役で黒澤明に出演オファーをしています。(しかし黒澤明は「そんな子供だましの役をやれるか」と断ってしまった...)さらに製作にあたっては黒澤明監督の『隠し砦の三悪人』を元にしたとも言われています。特に物語のキーパーソンとなるC-3PO、R2-D2という2体のドロイドのモデルは『隠し砦の三悪人』に登場した戦国時代の2人の百姓、太平(千秋実)と又七(藤原釜足)であるとルーカス自身が認めています。

 

まだまだある日本の文化がスターウォーズに与えたもの!

 

 例えばダースベイダーは侍の甲冑ナブーの女王アミダラの伝統的な服装は日本の白塗りをモチーフにしていたり(どことなくアミダラという名前も日本ぽい)ジェダイの服装が柔道着、またライトセーバーを使った戦いは時代劇の侍同士の殺陣を元に作られていると言われています。ジェダイの考え方自体がそもそも東洋思想や禅という考え方と酷似しています(このことはまたいつかほかのブログで詳しく述べたい。)さらに真偽は不明だが、ジェダイはジョージルーカスが好きだった時代劇、ヨーダは溝口健二の脚本を多く書いた依田義賢氏、クワイ・ガン・ジンは開眼人という語源が元になったものとすら一部のファンの間では言われています。

 

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『クローンウォーズ』に『7人の侍』の完全オマージュがある!

スターウォーズ/クローン・ウォーズ・シーズン2,第17話「七人の傭兵」は題名からもわかるように黒澤明監督の『7人の侍』の完全オマージュ作品です。このエピソードは冒頭に "in memory of Akira Krosawa" (黒澤明に捧ぐ)のテロップが入れられています。 

 

まとめ

やはりこれらのことからジョージルーカスが黒澤明監督を尊敬していて、日本の文化に興味を持っていたということは確実だろうと思います。やはり日本人としてこのことはうれしく思います。スターウォーズのファンの一人として、よりスターウォーズの世界観が広がっていけばいいなと思います。それでは、すべてのスターウォーズのファンにMay the force be with you!