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札幌市内にヒグマ出現! 駆逐するもクレーム殺到!?

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ヒグマの恐ろしさ

ヒグマの恐ろしさは数ある事件が示しているように言うまでもないと思います。例えば三毛別羆事件は1915年12月9日から12月14日にかけて北海道苫前郡苫前村三毛別で発生して、開拓民7名が死亡、3名が重傷を負った事件です。

 

さらに、もっと最近の事件で有名なものは登山中の福岡大学ワンダーフォーゲル同好会会員を襲撃し、3名の死者を出した福岡大学ワンダーフォーゲル部ヒグマ事件です。もちろんこれ以外でも世界中で悲惨な事件が数多く発生していて、ヒグマはとても危険な動物の一つです。そんな危険なヒグマが札幌市内に現れました。

 

札幌市内に現れたヒグマを駆除

南区藤野の住宅街では、ヒグマが家庭菜園を荒らすなどの被害が続いていました。札幌市は、ヒグマが人に危害を及ぼすおそれがある「問題個体」として、専門家の意見も踏まえ、駆除の方針を決定してヒグマは14日朝、ハンターによって駆除されました。

 

この市の対応について300件ものクレームが寄せられる

この住宅街に現れたヒグマの駆除に対して、市に「麻酔で眠らせて森に帰して」「捕まえて動物園に移して」などの300件近い抗議が寄せられました。このほとんどが首都圏や関西などの道外からのものだといいます。

 

これに対しての世間からの反応

市のこの対応に対して、賛成派の人たちの意見としてはやはり人に何か被害があったからでは遅いというものや、クレームをしている人たちに対して現実を知らない理想論を押しつけている人たちというものがあります。それに対して反対派の人たちは、人間がそもそも自然を破壊してヒグマの住処を奪ったから、殺処分するのではなく人間とヒグマの共存の努力をするべきというものがあります。

個人的にはどちらの意見も理にかなっているため簡単にどちらがいいかは断定できないと思います。でも、去年1年間北海道で生活していた(実は去年の1年間は大学のキャンパスが北海道にあり集団寮生活をしていました。このときのこともいつかいろいろ記事に書きたいです。)身として言えることは、道内の人たちとヒグマはみんなが思っているより距離が近いということです。実際に私も去年1年間だけで何回かキャンパス周辺にヒグマが出現して緊急学年集会が開かれたことがあります。道外の人たちが思っている以上に道内の人たちにとってはヒグマは脅威だと思うので殺処分するにしても共存するにしても住民の安全さえしっかり確保されればいいと思います。